人生のスクリーンタイム

いつも何かとありがとうございます。

先日お招きいただいたある祝賀会にて、ご来賓の国会議員の方がスピーチで引用されていた統計がとても興味深かったので調べてみました。
人生の時間についての考察です。
日本人の平均寿命は84歳ですが、晩年までの10年間は体力の衰えや、場合によっては寝たきりといったふうに一定の制限下に置かれると仮定し、実質的な健康寿命はマイナス10年という前提で人生の時間について考えてみます。

人生の総時間は、24時間×365日×84年間で736,000時間です。
1日8時間睡眠をとると、8時間×365日×84年は245,000時間となり、人生のうち28年間は眠っています。
次に幼稚園から大学までの19年間の教育は、7.5時間×245日×19年間=35,000時間で約4年間、就職して週休二日で1日9時間勤務を40年間続けるとすると約11年間は仕事をしています。

睡眠、教育、仕事、この3つで約43年間です。
では残りの時間は自分の時間かというとそうではなくて、細かいところまで見ていくと、
通学や通勤に1.5年、食事は5.5年、家事が7年、女性はお化粧に1.5年、そしてトイレに1.5年。
睡眠、学校、仕事、そして、これらのエッセンシャルな行動に要する時間の合計17年をあわせますと実に60年にも及びます。
健康寿命が74年ですから、自分の時間はわずか14年しかないということになりますね。
さらに、自分の時間といえど、飲み会や買い物などのように自由にならない時間もこの中に含まれ、さらに現代ではスマホ依存で目的もなく眺めている時間も浪費していますから、人生において本当に自由になる自分の時間というのはほんの数年しかないということです。

あくまで統計の一つではありますが、実際の自分自身に当てはめてみても、あながち的外れではないと感じます。
確かに、時間がない、時間が無いと、いつも切迫感や焦燥の中で日々を過ごしていて、デジタルの常在により情報があふれていることも次から次へとやるべきことが押し寄せてくる現代感につながっているのだろうと思います。

こうやって現実を目の当たりにすると、あわてて時間の使い方について考えさせられます。
人生においては息抜きも必要なのですが、見方によっては人生にアイドリングタイムはないというのもまた現実なのだと改めて思い、「今」この刻々を大切にしようと思います。
稲盛さんの「100m走のスピードでマラソンを走る」という言葉が思い出されました。

何か私たちでお役に立つことがあれば、お手伝いさせてください。

代表取締役 吉川昇一